
「子どもに会社をつがせたい」と思ったとき読む本 中小企業の「事業承継」、この1冊で大丈夫 中谷 健太
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【中小企業経営者必読】子どもに会社を継がせたいと思ったときに読む本──“事業承継”のリアルと未来へのヒント
こんにちは、バーニング応援の【アウトプット読書術】です!
今日ご紹介するのは、中谷健太さんの著書
『中小企業の事業承継 この一冊で大丈夫!子どもに会社を継がせたいと思ったときに読む本』
です。
この本、正直「経営者なら今すぐ読め!」と全力でオススメしたい一冊。
なぜなら、日本企業の90%が家族経営、にもかかわらず、60歳以上の経営者の約半数が後継者未定という深刻な現実があるからです。
事業承継が進まない3つの理由
中谷さんは、後継者が決まらない理由として主に以下の3点を挙げています。
- 社長が「まだ自分がやれる」と思っている
- 業績が厳しくて「苦労を背負わせたくない」と考えてしまう
- 継がせたいけど、子どもに承継意欲がない
──めちゃくちゃリアルな話ですよね。でも、これを放置すると会社の未来が危うい。
よくある“事業承継の失敗例”
この本では、生々しい失敗例も紹介されています。
- 息子に社長を譲ったけれど、株式の80%を父が保有したまま死亡 → 息子が相続税を払えず、やむなく会社売却
- 長男と次男が入社 → 経営方針の違いで骨肉の争い
- 遺言なしで社長急逝 → 遺産分割でもめて事業資産の買い取り要求が発生
などなど、「うちには関係ない」と思ってたら足元をすくわれます。
成功する事業承継のための3つの準備
では、どうすればうまくいくのか?
著者が勧めるのは、以下の3ステップ。
1. 事業の磨き上げ
赤字企業を継ぎたい子どもなんて、いません。
まずは営業利益をプラスにする、つまりPL(損益計算書)を磨き上げること。これが子どもの「継ぎたい!」という気持ちを引き出す一歩。
2. 分散株式の買い戻し
相続で株がバラバラになると、少数株主による経営介入のリスクが出てきます。
代表者が生きているうちに、できるだけ株式を集約しておきましょう。
3. 新事業の探求
新代表の“好き”や“熱中できること”に投資せよ!
本業の延長線ではなく、新代表が本気でやりたいと思える分野を新事業に──そこにこそ未来がある!
子どもに継がせるつもりがなくても、選択肢を潰さないで!
「うちの子に継がせる気はない」
そう思っている方にこそ読んでほしいのが、この部分。
事業承継は、子どもの未来の選択肢の一つ。親が潰すべきじゃない。
本当にその通りです。
まずは**「会社、継ぐ気ある?」と聞いてみるだけでOK**。
その一言が、子どもの中で選択肢として芽生えるかもしれません。
親子の会話が“承継のスタートライン”
例えば…
- 「うちの会社、若い人にウケる商品ってあるかな?」
- 「インスタで集客したいんだけど、教えてくれない?」
- 「君が就職するなら、どんな会社がいいと思う?」
こういう会話が、子どもにとって「親の会社への理解」と「関心」を育てるきっかけになります。
最後に──成功する親族内承継のカギは?
最後に、本書が教えてくれる最大のポイントを2つにまとめます。
✔ 良質なコミュニケーション
口を開かなきゃ、何も始まらない!
✔ サクセッションプラン(承継計画)
法務・税務・経営、すべての視点から具体的な計画を立てることが重要
まとめ
中谷さんのこの本、まさに「事業承継の教科書」。
2024年3月発刊の新刊で、内容も最新です。
✔ 会社を持っている方
✔ 家族に会社を継がせる可能性がある方
✔ 経営の未来に備えたい方
…そんなすべての中小企業経営者に、今読んでほしい一冊です。
明日もワクワクと楽しく、そして“燃えて”いきましょう!
それではまた!
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