こども経済教室 世の中のお金の動き社会のしくみがわかる本📚アウトプット読書術

こども経済教室 世の中のお金の動き・社会の仕組みがわかる本 田中久稔

こども経済教室 世の中のお金の動き・社会の仕組みがわかる本 田中久稔

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こども経済教室 世の中のお金の動き社会のしくみがわかる本📚アウトプット読書術 - バーニング大家の不動産投資と子育て応援チャンネル🔥読書/ビジネス/転職 | stand.fm
# ハッシュタグで検索できます バーニング大家の読書についての放送 #バーニング読書 不動産投資と子育て応援のサブチャンネルとして「アウトプット読書術」というテーマで発信させていただきます。 これは私バーニング大家が20分間で要点拾い読みした本の概要を10分間でアウトプットするという、自分の知識の定着のため

経済とは一言で言うと?

「経済」という言葉を一言で表すのは、難しいですよね。私たちが普段使っている言葉でも、いざ説明しようとすると奥が深くて難解に感じてしまいます。でも、この本は、経済の基礎をとても分かりやすく解説しています。子ども向けと言っても侮ることなかれ!むしろ、このように噛み砕いて説明されていることで、大人でもすんなり理解できるんです。

池上彰さんがよくテレビで解説しているように、難しいことをわかりやすく伝えることは非常に重要なんです。この本は、特に小学校高学年から中学生を対象にしており、まさにその部分をしっかりと押さえて解説しています。

経済の見え方の多様性

経済というのは、一つの事象でもいろいろな立場や視点から見ることができます。例えば、ゲーム機の新作が発売されるとき、消費者としては「新しい商品が出た!買わなきゃ!」という視点で見ます。一方、制作会社としては「年末商戦に向けて新作を出さないと!」という視点になります。このように、同じ現象でも見え方が全く違うんですね。

また、税金についても同じです。税金を払う国民側の視点と、それを集める政府側の視点があり、これも経済の一部です。つまり、経済とは、お金がどのように巡っているかを理解することなのです。

三面倒下(さんめんどうか)という重要な概念

この本でぜひ覚えておきたいキーワードは「三面倒下」です。この言葉、聞き慣れないかもしれませんが、経済の全体像を理解するうえで非常に重要なものです。経済活動には3つの側面があるということを教えてくれます。

  • 生産面(GDP): これは国内総生産(Gross Domestic Product)を指し、国内でどれだけの付加価値(儲け)を生み出したかを表します。
  • 分配面(GDI): 国民総所得(Gross Domestic Income)で、作り出された儲けが労働者の給料や企業の利益として分配される様子を示します。
  • 支出面(GDE): 国民総支出(Gross Domestic Expenditure)で、分配されたお金がどのように使われたかを示します。

これらの3つは必ず同じ額になるというのが経済の原則です。たとえば、10万円分のお米を作った生産者が、10万円を受け取って、そのお金をどう使うか。これが「生産」「分配」「支出」として、それぞれの側面を表しているわけです。

日本の借金問題

経済を理解する上で、政府の役割や国の借金についても触れておかなければなりません。日本は世界一の借金大国と言われています。税収だけでは足りないため、政府は国債を発行して資金を調達しています。しかし、驚くことにその国債の80%は保険会社や金融機関が保有しており、国民が間接的にその借金を肩代わりしているという現実もあります。

また、日本の借金比率はGDP比で263%、これに対してイタリアは147%。日本は圧倒的に高い借金比率を誇ります。このことが、経済の健全な成長を妨げる一因となっています。

お金の使い方が大事

ここで重要なのは、貯金だけではGDPは増えないということです。お金を使うことによって、経済は回り、成長します。ただし、無駄に浪費をしても意味がありません。賢くお金を使い、投資に回すことが大切です。

例えば、インフラ整備に税金を使うことで、流通が改善され、経済が活性化します。道路や空港を作ることで生産が増え、税収も増え、さらには個人の収入も増えるというサイクルが生まれます。

税金を効率的に使う責任

税金の使い方も、私たち市民にとって重要なテーマです。無駄遣いではなく、効率的にお金を使うことが求められます。そして、そのために私たちは、選挙でしっかりと考え、正しいリーダーを選ぶ責任があるのです。

まとめ

『こども経済教室』は、経済という難しいテーマを、わかりやすく、噛み砕いて解説してくれる本です。大人でも十分に学びのある内容ですし、特に子どもたちに読んでほしい一冊です。経済の基本的な仕組みから、税金や国債など、日常的に役立つ知識が満載です。

ぜひ、子どもさんにもお勧めしたいと思いますし、親としても一緒に学んでいきましょう。

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