
そのお金のムダづかい、やめられます 菅原 道仁
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本日の一冊は、 『そのお金のムダづかい、やめられます』
この一冊を紹介させていただきます。
著者は 菅原道仁 さん。 1970年生まれで、2015年6月より 菅原脳神経外科クリニック を開院。 「誰もが人生を楽しむため、人生目標を達成するための医療を目指す」という理念のもと、診療にあたっている脳神経外科医の方です。
ムダづかいの99%は脳の思い込み!?
「ムダだったなぁ…」という買い物、皆さんも一度や二度は経験があるはず。 でも、そんなムダな買い物の 99%は脳の思い込みが原因 だとしたら、どう感じますか?
脳がそんなに影響しているの?と疑問に思いますよね。 実は 脳はもともとムダづかいをするようにできている んです。 これは知っておいた方がいい!
例えばこんなケース。
クーポンで安くなると「お得」と感じる心理トラップ
外食するときに、以下の2つのお店があったとします。
- A店: 1人分のコース 5,000円
- B店: 同じようなコース 6,500円 だが、 1,500円のクーポン を使って 5,000円 に割引
この場合、どちらがお得に感じますか?
多くの人は B店の方が1,500円安くなっているからお得! と思うはず。 しかし、冷静に考えれば A店もB店も最終的な支払い額は同じ5,000円 なんです。
ここで脳が踊らされている!
これは アンカリング効果 と バンドワゴン効果 という心理トリックに引っかかっている状態です。
アンカリング効果とは?
最初に提示された情報(アンカー)が基準となり、それに引っ張られてしまう心理効果。
例:
- 掃除機A: 最新型 29,800円 → 今だけ9,800円引き!
- → お得に感じる!
- 実際には、もともと 19,800円の価値のもの かもしれない…
- → 冷静に判断できていない
アンカリング効果への対策
- 冷静に他の商品と比較する
- 本当に安いのか?他の価格と比べて判断する。
- 予算を決めておく
- 例えば、日用品の購入は「月2万円まで」と決めて、超えたら翌月に持ち越す。
- これにより 無駄な買い物を防げる。
バンドワゴン効果とは?
「みんながやっているから安心!」という心理。
例:
- 飲み会の「とりあえずビール」
- 本当はビールが好きじゃないのに、周りに合わせて注文する。
- 行列ができているお店に並ぶ
- 本当に価値があるか分からないのに「人気だから」と思い込む。
バンドワゴン効果への対策
- 「みんながやっているから」で決めない
- 自分は本当にそれが必要なのか?を考える。
- 自分の意見を持つ
- 人と違ってもOK!流されずに判断する習慣をつける。
ムダづかいを防ぐ最強の方法: ストーリーを描け!
本当に必要なものを見極めるには 「ストーリーを描く」 ことが重要。
3つのポイント:
- 主人公は自分
- これは本当に「自分が」欲しいものか?
- 店員に勧められたからではなく「自分が必要だから」買うのか?を考える。
- 使うシーンを想像する
- 買った後、その商品を どのように使っているか をリアルに想像する。
- 具体的な使い道が思い浮かばないなら 不要な可能性が高い。
- 購入後の未来を考える
- 3ヶ月後、1年後も満足して使っているか?
- 「すぐに飽きるかも」と思うものは 買わない。
まとめ
『そのお金のムダづかい、やめられます』では、
- ムダづかいの99%は脳の思い込み で起こる
- アンカリング効果やバンドワゴン効果 に要注意
- 「ストーリーを描く」ことで本当に必要なものを見極める
ということが学べます。
日々のムダづかいを減らして、お金を本当に価値のあるものに使う。
これができれば、より 豊かな人生 が手に入ります。
気になった方は、ぜひこの本を読んでみてください!
🔥 バーニング大家のアウトプット読書術、また次回をお楽しみに! 🔥
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