
子どもの健全な成長のためのスポーツのすすめ スポーツをする子どもの父母に伝えたいこと 岩崎書店の子育てシリーズ 田崎 篤
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スポーツの重要性について – バーニング公演のアウトプット読書術
こんにちは!今日は「子どもの健全な成長のためのスポーツのすすめ」についてご紹介させていただきます。この本は、スポーツをする子どもの父母に伝えたいことをテーマにしています。
著者は、スポーツ医学に従事する現役の医学博士であり、整形外科医の田崎篤先生です。田崎先生は、2010年からラグビー日本代表チームのヘッドチームドクターとしても活躍され、また自身もラグビーをしていた経験があります。大学時代には足の甲の骨を疲労骨折し、最後の試合に出られなかったという苦い経験を持つ方です。この経験を基に、子どもたちやその父母に向けて、スポーツの大切さと正しい知識を伝えようとされています。
では、さっそくこの本の中で触れられているテーマをいくつかご紹介しましょう。
1. 医師から見た子どもの運動が良い理由
年齢を重ねると、骨疎症症や肥満などの問題が増えてきますが、これらを予防するためには子どもの頃からの運動が非常に大切だといわれています。特に、骨密度を高めるためには、子どもの頃にどれくらい運動をしたかが大きな要因になると、田崎先生は強調しています。
特にジャンプや着地を繰り返す動きは、骨に刺激を与え、強い骨を作るために役立ちます。この「貯骨」という概念は、初めて学びました。運動を通じて骨を強くし、将来の骨粗鬆症を予防するための基盤を作ることができるのです。
さらに、子どもの時に運動することで基礎代謝が上がり、カロリーが消費しやすい体になります。つまり、運動は未来への投資でもあるということです。これにより、肥満予防にも繋がります。
2. どんなスポーツをさせるべきか?
さて、どんなスポーツをさせるべきかという点ですが、重要なのは「体のバランスをとる動き」と「有酸素運動」です。
子どもたちは公園で走り回ったり、鬼ごっこやダルマさんが転んだりといった遊びを通じて、自然とバランス感覚や体の使い方を学びます。このような遊びも実は非常に重要な運動です。もちろん、有酸素運動も取り入れていくと良いでしょう。水泳やサッカー、バスケットボール、ダンスなどのスポーツは、心肺機能を高める効果があり、脳にも良い刺激を与えます。これにより、学力向上にもつながることが期待されるのです。
3. 運動神経を伸ばす適齢期
運動神経が成長するゴールデンエイジは、ズバリ「5歳から12歳」です。この時期に運動能力の80%が開発されると言われており、12歳までにその能力がほぼ完成します。スポーツの動作を習得する能力が早いのは、この年齢層だからこそです。15歳以上になると、運動神経はほぼ大人と同じレベルになりますので、早い段階で運動を始めることが重要だとされています。
また、一流のアスリートは、特定のスポーツだけでなく、さまざまな競技を経験していることが多いということもポイントです。子どものうちは、広い視野を持っていろいろなスポーツに挑戦させることが、後々役立つことがあるんですね。
まとめ
「子どもの健全な成長のためのスポーツのすすめ」では、運動がどれほど大切で、どのように取り組ませるべきかが詳細に語られています。運動を通じて、骨や筋肉だけでなく、脳や学力、さらには心の成長にもつながることがわかります。親としては、子どもが楽しく運動できる環境を整えてあげることが大切です。
スポーツを通じて、未来に向けての「投資」をしていくことが、健全な成長に繋がるということを改めて感じました。
それでは、また明日も元気に!
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