
子育ての大誤解〔新版〕下――重要なのは親じゃない ハヤカワ文庫NF ジュディス・リッチ・ハリス
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こんにちは、バーニング大家です!
本日の「バーニング小屋のアウトプット読書術」でご紹介するのは…
📚 ジュディス・リッチ・ハリス著『子育ての大誤解 重要なのは親じゃない(下巻)』
昨日の上巻に続き、今日は下巻からの気づきや学びをシェアさせていただきます。
まだ上巻の内容を聞いていない方は、ぜひそちらからご覧くださいね!
親のしつけは、実は子供の行動に影響しない?
まず驚きなのはここ。
「親のしつけは、子供の本質的な行動にはあまり影響しない」ということ。
えっ…!?
思わず目からウロコでした。
でも、ハリスさんの主張にはちゃんと根拠があります。
いくつかのポイントをかいつまんでご紹介しますね。
ポイント① 子供は環境ごとに顔を変える
家庭では礼儀正しいけど、学校では乱暴。
その逆もしかり。
「どうしてこんなに外と中で違うの?」と親は悩みがちですが…
これは「子供が環境に適応している証」なんです。
生き残るために、人間は状況に応じて行動を変える能力を持っています。
親が言うことを全てそのまま吸収するロボットではないんですね。
ポイント② 子供は仲間から学ぶ
特に影響を受けやすいのが、「仲間」の存在。
- 言葉のアクセント
- 話し方
- ファッションや価値観
こういったものは、親ではなく同世代の友人から強く影響を受けます。
「親の教育が子供の性格を作る」というのは、過去の幻想かもしれません。
ポイント③ 親の“熱心さ”は関係ない?
ピアノを教え込んでも途中で挫折する子。
何となく与えた楽器に夢中になり、プロになる子。
どちらもよく聞く話ですよね。
つまり、「好きこそ物の上手なれ」。
親がどれだけ一生懸命でも、子供の“好き”には敵わないということ。
じゃあ、親は何をすればいいの?
「何もできないの?」と思ってしまいますよね。
でも、ハリスさんはこう言います。
「あるがままでいい」
抱きしめたければ、抱きしめればいい。
でも、それが義務じゃない。
親の“理想を描くキャンバス”として子供を見ないこと。
勝手に育っていくのが人間なのです。
ポイント④ 性格は兄弟構成で決まらない?
「長男はしっかり者、末っ子はわがまま」
よく聞くこの話も、科学的には“ほぼ関係ない”らしいです!
性格に影響を与えるのは、外での人間関係やコミュニティなんです。
これは本当に衝撃でした。
今までの「子育て常識」が、次々に覆されていきます。
まとめ:親の役割は「愛すること」だけじゃない
愛を注ぐことは素晴らしい。
でも、それすらも「義務」ではない。
親は子供を“育てる”というより、子供が“育つ場を見守る”存在。
子供は、社会の中で、仲間と関わることで育っていく。
親の役割は、ただその過程を信じて、支えること。
親としては、少し寂しく感じる部分もあるかもしれません。
でも、この本を読むと、**「肩の力を抜いてもいいんだ」**って思えるんです。
それでも、我が子がかわいければ、ぎゅっと抱きしめてあげてください。
それが自然な愛情なんですよね。
📘気になった方は、ぜひ『子育ての大誤解』上下巻セットで読んでみてください。
子育てに悩む全ての親に、安心と新しい視点を与えてくれる一冊です。
以上、バーニング小屋からの読書アウトプットでした!
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