
12歳までに知っておきたい 男の子のための おうちでできる性教育 思春期の体と心・防犯・SEX・生命・人との境界線 高橋
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「性教育」って誰の仕事?──12歳までに親ができること
こんにちは、バーニング小屋のアウトプット読書術へようこそ!
本日ご紹介するのは、
『12歳までに知っておきたい 男の子のためのおうちでできる性教育』
著者:高橋幸子氏(現役産婦人科医、性教育講演年間180回以上、NHK出演多数)
「赤ちゃんってどうやってできるの?」
「エッチって何?」
「ここ、なんで触っちゃいけないの?」
そんな“ド直球”な質問、突然飛んでくると親も戸惑いますよね。でも、そのときの対応こそが、子どもにとって一生を左右する“性の土台”になる。本書は、そんな家庭での性教育の「はじめの一歩」を、科学的かつ温かく教えてくれる一冊です。
■ 突然くる「エッチって何?」──どう答える?
恥ずかしさに動揺して、「そ、それはね…」と濁したくなる気持ち、よくわかります。
でも、高橋先生はこう言います。
「正しく、科学的に、淡々と伝えましょう」
たとえば、
「女の人の体の中にある“赤ちゃんのもと”に、男の人の“赤ちゃんのもと”をペニスを使って届ける。これを“性交”っていうんだよ」
と、説明します。
ここで大事なのは、「恥ずかしがらない」「慌てない」「隠さない」。
それだけで、子どもは「性=悪いこと」ではないと受け取ってくれます。
■ 性教育は何歳から始めるべき?
ユネスコのガイドラインによると、性教育は5歳からが推奨されています。
でも、高橋先生はもっと早く、3歳ごろからでOKといいます。
言葉のやり取りができるようになったら、「これは誰にも触らせちゃいけない場所だよ」「体には大事なところがあるよ」と、自然な会話の中で“プライベートゾーン”を教えることができます。
■ 間違った性情報が先に来る時代
僕らの時代は“アダルトビデオの回し見”でしたが、今はもっと早く、もっと過激な情報がSNSやYouTubeで子どもたちに届きます。
- 「強引に迫るほうがモテる」
- 「否認しないほうが気持ちいい」
- 「女の子の“イヤ”は本音じゃない」
これ、すべて間違いです。
本書では、こうした誤情報に染まる前に、親が先に“正しい性”を伝えることの重要性を強く訴えています。
■ スマホ・SNS時代のリアルリスク
「好きな人に裸の写真を送っちゃダメ」
今の子どもたちは、ネット上で“見えない危険”に囲まれています。
だからこそ、「送ると永遠にネットに残る」というリアルなリスクをしっかり伝えることが必要なんです。
■ 小さな子どもにも教えたい「NO・GO・TELL」
性被害から子どもを守る合言葉として、本書ではこう教えています。
- NO(嫌だと伝える)
- GO(その場を離れる)
- TELL(信頼できる大人に話す)
子どもが不安な場面に遭遇したとき、この3ステップを覚えていれば、自分を守ることができます。
■ 思春期男子の“うざい・くさい・ムカつく”に隠された成長のサイン
「うるさいな」「ムカつくんだよ!」
そんな言葉が出てくると、親はショックを受けてしまいます。
でもそれは、“大人になるための自立の第一歩”なんです。
言葉足らずなイライラを、「今、心の成長の途中なんだ」と受け止められたら、子育てが少しだけラクになる気がしませんか?
■ 正しい知識を、親の口から届けよう
本書は、男の子向けですが、女の子のことも、LGBTQのことも、避妊のことも、しっかり網羅されています。
子ども目線でも読めるし、親が読んでも納得の一冊。
この本の最大のメッセージはこうです。
「性教育は、“恥ずかしい”から“当たり前”へ」
家庭でこそできる、いちばん大切な教育だと。
■ 最後に
「性教育ってどう話せばいいかわからない」
そんな親にこそ、ぜひ読んでほしい一冊。
おうちに一冊、備えておくだけで、突然の“ド直球質問”にも慌てずに答えられる心の準備ができます。
ぜひ手に取って、今日から家庭で始めてみてください。
本日も、ワクワクと元気に、楽しく学んでいきましょう!
また明日!
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