
続・レモンをお金にかえる法―インフレー不況ー景気回復の巻 ビル・バッソ
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〜バーニング大家のアウトプット読書術📚〜
こんにちは、バーニング大家です。
本日の一冊は、経済を子ども向けに見事に噛み砕いて伝えてくれる名著——
📖 『続・レモンをお金にかえる法 インフレ・不況・経済回復の巻』
著:ルイズ・アームストロング
ニューヨーク生まれのコピーライター、アームストロング氏が手がけたこの絵本は、前作に引き続き、小学生にもわかるように“経済の動き”を物語として描いてくれています。
読み終わったあと、思わず「これは全世代必読や…!」と声を上げてしまいました。
■ あらすじ:レモネード屋の少女ミーちゃん(=キミ)の物語
主人公は小学生のミーちゃん。読者に向かっては「キミ」と語りかけられます。
キミはレモネード屋さんを営んでいて、毎日50円のレモネードを売って大繁盛中。
仲間の子供たちもそれぞれ自分のビジネス(犬小屋づくり、車洗い、芝刈りなど)を営み、経済が活発に回っています。
つまり、“楽観的な経済状態”。
■ インフレーションの始まり:レモンが手に入らない!
ある日、レモンが不作に。
レモネードに欠かせない原材料が手に入らず、価格は高騰。
でも、みんなレモネードを飲みたいから、需要は減らない。
結果として、価格は50円→100円に。
これはいわゆる**“インフレーション”**。
「物の質は変わらないのに、物価だけが上がる」という状態ですね。
その波は他の仕事にも及び、犬小屋の価格も上昇。
芝刈りも車洗いもすべて値上げ。
そして従業員ジョニーからも「賃金あげてよ!」と声が。
みんなが値上げを要求し始める——そう、物価と賃金の追いかけっこが始まります。
■ 政府(=大人)の介入:価格・賃金の凍結
「これ以上は値段も給料も上げちゃダメ!」
大人たちは価格と賃金の凍結を命じます。
でもそれで終わりじゃないんですよね…。
原材料の砂糖まで値上がりして、利益は激減。
値上げもできず、ついにジョニーをレイオフ(一時解雇)。
ダイアンの犬小屋も売れず、彼女も廃業。
街の中小ビジネスがバタバタと倒れていき、経済は完全な不況状態へ…。
■ 経済回復の3ステップ
そんな状況の中で、大人たちは経済を立て直すための3つのアクションを起こします。
① 失業保険(おこづかい)の支給
→ 失業者も生活を維持できるように。
② 新しい仕事を生み出す
→ お皿洗いや掃除、運搬など、今までなかった仕事で失業者に収入を。
③ 小さな企業の支援
→ ビジネスの存続を後押しし、地域経済を支える。
■ 感想:子ども向けとは思えないリアルな経済の描写
この絵本のすごいところは、「インフレ→不況→回復」という実際の経済の流れをレモネードという身近な題材でわかりやすく教えてくれるところ。
小学生にもわかるように描かれているのに、私たち大人が読んでも唸るリアリティ。
特に、
- 賃金と物価のスパイラル
- レイオフ(解雇)の必然性
- 政府の介入(価格統制や失業保険)
など、現代経済をそのまま反映したようなストーリー展開。
そしてなにより、「経済って人間ドラマだな」と実感させられる作品でした。
■ まとめ:親子で読みたい“経済の入門書”
子どもにはもちろん、
これから経済やビジネスを学びたい大人にも、最高の入門書です。
「難しいことを誰にでもわかる言葉で伝える」って、実はとんでもない才能ですよね。
レモネードビジネスのストーリーから、私たち自身の働き方・経営のヒントも得られます。
というわけで、今回の一冊——
📘 『続・レモンをお金にかえる法』
めちゃくちゃオススメです🍋✨
ではまた次回の「アウトプット読書術」でお会いしましょう!
バーニング大家でした🔥
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