パパのための娘トリセツ こころライブラリー 小野寺 敦子
要約
娘の成長段階に応じた適切な子育てのポイントについて解説しています。
著者は発達心理学の専門家で、父親が娘との良好な関係を築くための具体的なアドバイスを年代別に提示しています。
幼児期から大人になるまでの6つの時期に分けて、その時期の娘の心理状態と、父親が取るべき対応方法が詳しく説明されています。
娘を肯定的に受け入れ、尊重し合う姿勢を示すことが、将来の娘の自立と良好な人間関係につながることが強調されています。
2歳から6歳の幼児期
この時期の娘はいたずらをすることがあり、父母の反応を見ています。
叱るのではなく、適切な対応を示し、抱きしめて自己肯定感を高めることが大切です。「みたいだね」と褒めると喜びます。
7歳から9歳の小学校前半
この時期は、結果を褒め、家庭を褒めることが重要です。
例えば「うわー、新聞を取ってきてくれてありがとう。嬉しかったよ」と言うと、手伝いをしてくれるようになります。
10歳から12歳の小学校後半
勤勉性を育てることが大切です。
手作業や道具の使い方を上手にこなせるようになると、自主的に勉強や作業ができるようになります。この時期は娘の能力を否定するような言葉は絶対に避けましょう。
恋愛の話題が出てくるので、父親は見守ることが大切です。
13歳から15歳の中学生時期
この時期は反抗期で、娘から「パパ嫌い」と言われることがあります。
しかし、これは成長の証しなので、落ち着いて受け止めましょう。
父母が互いに尊重し合う姿勢を見せることが大切です。
16歳から18歳の高校生時期
進路選択で悩む時期なので、父親は人生の先輩として経験を語り、アドバイスをすることが大切です。本音を語り合える関係性を築くことも重要です。
18歳以降の大学生から社会人へ
この時期は、父親が娘の背中を押し、冒険を経験させることが大切です。
小さな失敗を経験することで、社会に出たときの大きな失敗を避けられます。
娘が自立し、自己肯定感を持てるよう支援しましょう。
行動項目
娘をたくさん褒める。
娘の能力を否定するような言葉は絶対に避ける。
娘の恋愛の話題には口を出さず、見守る。
父母が互いに尊重し合う姿勢を見せる。
娘に経験を語り、本音で話し合える関係性を築く。
娘の背中を押し、小さな失敗を経験させる。
娘が自立し、自己肯定感を持てるよう支援する。
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