育児まんが日記 せかいはことば 齋藤 陽道
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要約
ろう者の夫婦と2人の子供の育児エッセイ「世界は言葉」について紹介しています。
著者の斎藤春道さんは、手話を母語とするろう者の父親で、妻の愛美さんとの間に生まれた3歳の長男樹くんと0歳の長女ほとりちゃんの成長を温かく描いています。
手話を使った家族のコミュニケーションや、子供たちの言葉の獲得過程、ろう者親子の日常生活の様子が、感受性豊かに綴られています。
本書は、言葉の大切さや家族の絆、幸せの尊さを伝えるエッセイであり、著者は読者に多くの気づきを与えてくれます。
本の紹介
著者の齋藤陽道さんと、その著書「世界は言葉」について紹介しています。
本書は、ろう者の夫婦と2人の子供の育児エッセイであり、手話を母語とする家族の日常を描いたものです。
家族構成
家族構成は、ろう者の夫婦である陽道さんと愛美さん、そして3歳の長男樹くんと0歳の長女ほとりちゃんの4人家族です。
両親はろう者ですが、子供たちは健聴者です。
心臓の音
家族で一緒に寝ているシーンで、陽道さんは手を当てて子供たちの心臓の音を感じ取ります。
小さな音が娘のほとりちゃん、大きな音が妻の愛美さんのものだと分かり、詩的な表現で心の中で描写しています。
言葉の発見
3歳の長男樹くんが、手話で「春」という言葉を覚え、父親の名前「春道」と同じ言葉だと気づきます。自然の中から言葉を発見したことを喜び、言葉の柔らかさや可能性に気づきます。
手話表現の豊かさ
子供たちは手話で「好き」という言葉を表現する際、表情や身振りを交えて様々な方法で伝えます。
その姿は愛らしく、言葉の豊かな表現力に富んでいます。
家族のコミュニケーション
愛美さんが運転中、バックミラーから子供たちの様子を見て、長男樹くんに妹の状況を尋ねます。
樹くんは妹の表情を伝え、単なる伝達者ではなく、妹を見守る役割を与えられます。
家族のコミュニケーションの大切さが描かれています。
子育ての喜び
子供たちから言葉を伝えられた時に「ありがとう」と言わないよう心がけています。
それは、伝達行為自体に感謝するのではなく、子供たちの成長を喜び、共に育つ姿勢を大切にしているからです。
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