
【質問回答】
Q、法人化の話について。
過去の放送で資本金を100万円から始めたとお話ししておられましたね。
私も何も分からず数年前に50万円の資本金で法人を立てたのですが、銀行からの決算書の見栄えを良くするために、役員借入金から資本金に振り替えようと考えています。
そこでバーニングさんは資本金をいくらまで増やされて、その時に意識した点、注意する点とかバーニングさんの体験談があれば教えて頂きたいです。
A、自己資本比率を上げて決算書のスコアリングを上げたいならば、資本金は1,000万円以下で1円でも多く設定したほうが良い。
増資は自己資本比率アップの有効な手段。
現職が公務員で、自分以外の親族を代表に法人を立てている場合で、将来的に現職をリタイアして自分が代表者になろうと考えているならば、
資本金は490万円以下がおすすめ。
自分が代表になった時に510万円を増資して、持ち株比率51%以上を確保でき、実質的支配者になることができるから。
この辺りのテクニカルな内容について解説させていただきました🤗
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要約
法人化と資本金の設定に関する質問への回答が中心となっています。
資本金の金額が1000万円以下か以上かで法人住民税などの経費が変わること、日本政策金融公庫からの融資可能額は資本金の2倍以下であることなど、資本金設定の際の注意点が詳しく説明されています。
また、代表者と配偶者の資本金比率によって実質的支配者が変わる可能性や、株式の評価と移転の手続きの複雑さについても言及されています。
最後に、資本金設定に関する助言がまとめられています。
資本金設定の重要性
法人を設立する際、資本金の金額を適切に設定することが重要です。
資本金が1000万円以下か以上かで、法人住民税などの経費が変わります。
また、日本政策金融公庫からの融資可能額は資本金の2倍以下となるため、資本金の金額によって融資額が制限されます。
資本金と実質的支配者
代表者と配偶者で資本金の比率が50対50になると、実質的支配者が2人になってしまいます。
将来的に代表者が変更になる場合、株式の評価と移転の手続きが複雑になる可能性があります。
そのため、最初から代表者が51%以上の株式を保有しておくことが推奨されます。
資本金設定に関する助言
資本金は多く入れた方が銀行からの評価は高くなりますが、自分以外の家族が代表の場合は資本金を400万円程度に抑えることをお勧めします。
最終的に自分が代表になるときに51%以上の株式を保有できるよう、事前に資本金の設定を検討しておくことが重要です。
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