人間はだまされる―フェイクニュースを見分けるには 世界をカエル―10代からの羅針盤 三浦 準司
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要約
三浦準司氏の著書「人間は騙される:フェイクニュースを見分けるには」について議論されました。著者は、現代社会における情報の氾濫と、感情や個人的な考えが客観的事実よりも影響力を持つようになった状況を懸念しています。三浦氏は、フェイクニュースを見分けるための「自分なりの確認方程式」を作ることの重要性を強調しています。この方程式には、感情に任せず冷静に情報を選択すること、異なる意見に耳を傾けること、そして複数の情報源を確認することが含まれます。また、犯罪報道の必要性についても触れ、社会の現状を理解し、権力の監視役を果たす重要性を指摘しています。最後に、SNS時代における正しい情報の取り扱い方について、大人が率先して実践し、次世代に伝えていく必要性が強調されました。
00:00:05 著者紹介と本の概要
三浦準司氏の著書「人間は騙される:フェイクニュースを見分けるには」を紹介しました。三浦氏は1948年東京生まれの東京大学経済学部卒業後、共同通信社で様々な役職を務めたジャーナリストです。本書は、間違った知識の危険性を指摘し、情報過多の時代における客観的事実の重要性を強調しています。
00:01:32 フェイクニュースの事例
2017年のアメリカ大統領選挙時のフェイクニュースの例を挙げました。ローマ法王がトランプ候補を支持するという偽情報がSNSで拡散され、メディアの否定にもかかわらず広まった事例や、トランプ氏自身がTwitterでオバマ氏の出生地に関する虚偽の主張を繰り返した事例が紹介されました。
00:03:00 フェイクニュースを見分ける方法
三浦氏の提案する「自分なりの確認方程式」について説明しました。この方程式には、感情に任せず冷静に情報を選択すること、異なる意見に耳を傾けること、そして三つの情報源を確認することが含まれます。また、ニュースの読み方として、記事の根拠や情報源を確認することの重要性が強調されました。
00:07:21 犯罪報道の意義
三浦氏の犯罪報道に関する見解を紹介しました。犯罪報道には、社会の現状を理解させる役割と、新たな被害を防ぐ抑止力としての役割があると説明されました。さらに、警察などの捜査機関を監視し、人権侵害や冤罪を防止する役割も持つと指摘されました。
00:08:55 ジャーナリズムのあり方と情報との向き合い方
SNS時代における情報との向き合い方について総括しました。大人が率先して正しく情報を確認し、考える姿勢を持つことの重要性が強調され、それを子供たちに伝えていく必要性が指摘されました。
行動項目
00:03:44 読者に対して自分なりの確認方程式を作ることを推奨しました。
00:05:57 ニュースを読む際に記事の根拠と情報源を確認することを提案しました。
00:06:23 三つの異なる情報源を確認し、情報の信頼性を判断することを勧めました。
00:08:55 大人が率先して正しく情報を確認し、考える姿勢を持つことを提案しました。
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