天才デイビッドの大実験! ぼくたちが宿題をサボる理由 10歳からの行動経済学 ダン・アリエリー
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バーニング大家のアウトプット読書術:本日の1冊
こんにちは、バーニング大家です!2025年の幕開けにふさわしい1冊をご紹介します。
タイトル: 『10歳からの行動経済学 天才デイビッドの大実験 ~僕たちが宿題をさぼる理由~』
著者: ダン・アリエリー(行動経済学の第一人者)
翻訳: 金原瑞人
この本は、「行動経済学」という難しそうなテーマを、漫画を交えて子供から大人まで楽しめる内容に仕上げています。主人公のデイビッド君が、誘惑に打ち勝てず宿題ができない日々を通して、行動経済学の奥深さを学んでいく物語です。
物語のポイント
10歳のデイビッド君は、宿題をしようとするたびに誘惑に負けてしまいます。冷蔵庫のチョコレートケーキ、兄弟との映画鑑賞、変顔アプリ、漫画…。どれも魅力的で、結局宿題は後回し。学校で叱られ、親に署名を持って帰る羽目に…。
そんな彼を助けるのがAI犬の“.”(ドット)君。このワンちゃんが「マシュマロ実験」という有名な心理学の研究を教えてくれます。
マシュマロ実験とは?
子供たちにマシュマロを1つ渡し、「15分間食べずに待てばもう1個もらえる」と伝えた実験。結果、
- おもちゃがある環境の子供は我慢しやすい
- 何もない環境では我慢できない子が多かった
さらに、15分間我慢できた子供たちは、その後の人生でも成功を収める傾向があったそうです。この実験から「誘惑に打ち勝つ力=成功の鍵」と考えられるようになりました。
誘惑に打ち勝つ3つの解決策
デイビッド君が気づいた、誘惑に負けないための3つの方法をご紹介します:
- 誘惑を近づけない
- 漫画やおもちゃを片付ける
- スマホの通知をオフにする
- 気になるものは視界から排除する
- ルールを作る
- 宿題を家に帰ったらすぐに始める
- 具体的な行動手順を決めておく
- 小さな報酬を設定する
- 宿題を終わらせたら好きな動画を観る
- 誘惑を報酬として活用することでやる気をアップ
感想
本書は、行動経済学の基本をわかりやすく学べるだけでなく、私たちの日常にもすぐに役立つ知恵が詰まっています。大人も誘惑には弱いと気づかされ、改めて環境の整備やルール作りの大切さを実感しました。
2025年も読書を通じて、行動の質を高めていきたいと思います。次回もお楽しみに!
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